Maestro 3D

矯正歯科基本モジュールは、クリニック、ドクター、患者、症例をデータベースで管理することができます。バーチャルベース（ABO、ABO-2013、Ricketts, Parallel, Tweed）を作成し、スキャンした石膏模型に追加し反映することが可能で、咬合検査分析、2D/3D断面、歯やフルアーチの計測を行うこともできます。他のモジュールを使う際の必須モジュールとなります。

移行モデルビルダーモジュールでは、矯正治療全体に必要な3Dモデル一式を作成し、STL/PLY/OBJファイル形式での書き出すことができるので、3Dプリント用に最適化することが可能です。各モデルについて、移行モデルの数、歯軸に沿った最大移動量、予想される最大回転量を決定することができます。

ブラケット装着モジュールは、ブラケットを自動的に歯に装着することができるモジュールです。様々な装着方法（ステップ、ロス、ウィックアレキサンダー、デーモンシステム、MBT、アンドリュース）があり、クリアアライナーモジュールとの組み合わせにより、患者様の口腔内でブラケットを移動させるための様々な種類のトレーを設計することができます。

歯軸の正確な位置決めと歯根の正確な位置を知るためには、可能な限り実際の歯根を使用することが非常に重要です。本ソフトウェアでは、スキャンした歯冠と実際の歯根を組み合わせることで、後工程で大いに有用な、正確性の高い精緻な最終3Dモデルを作成することが可能です。下の写真は、CBCTスキャンから得た歯根とスキャンした歯冠を結合させた例です。マージン設定は、迅速かつ簡単で、完全に自動化で行うことができます。