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「歯科医院や技工所で発生するあらゆるニーズに対応するサービス – MOLINELLI氏インタビュー 」

9月にドイツのケルンで開催された今年の国際デンタルショー(IDS)では、口腔内スキャナーと3Dプリンターが会場の2大トピックとなりました。Dental Tribune Internationalは、このショーでSHINING 3Dのブースを訪れ、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域の地域販売マネージャーであるRiccardo Molinelli氏に、同社とその新しい口腔内スキャナーAoralscanおよび大型歯科用3DプリンターAccuFab-L4Dについて話を伺いました。

Molinelliさん、「SHINING 3D」についてお聞かせください。
本社は2004年に設立され、この17年間に3Dデジタイジングと3Dプリンティングのソリューション開発に全面的に注力してきました。複数のアプリケーションに対応するスキャナーと3Dプリンターの開発に全力を注いでいます。実際、歯科医療は、本社のビジネス分野のひとつに過ぎません。また、産業用や計測用のアプリケーション、一般的な物体の3Dデジタル化にも対応しています。これらの異なるビジネスユニットは、スキャニングと3Dプリンティングの両方に応用されています。

歯科関係者に向けて、どのような提案をしているのでしょうか。
私たちがデンタルスキャナーの開発に着手したのは2012年頃です。私たちの最初の製品は歯科技工所向けのデスクトップスキャナでしたが、現在私たちのIDSブースでは、歯科医院と歯科技工所向けのデジタルソリューションのフルセットを提供しています。長年にわたり、私たちはよりパワフルで性能の良いデスクトップスキャナーを開発し、3Dプリンターや口腔内スキャニングソリューションも開発・発売してきました。

御社はIDSに2つの新製品を出展しています。Aoralscan3とAccuFab-L4Dです。これらの新製品について、歯科医療関係者が知っておくべきことは何でしょうか。
まず、この2つの製品は単体で考えることもできますし、歯科医院向けのバンドルソリューションとして考えることもできます。もちろん、L4Dプリンターが技工所で使えないというわけではありません。しかし、私たちから見ると、歯科医師のニーズをカバーするために、この製品は口腔内スキャナーと一緒に使うのに最適な3Dプリンターだと思います。その背後には、さまざまな理由があります。まず、限られたスペースしかないクリニックに最適な設置面積とデザインです。また、クラウンや矯正模型、サージカルガイドなど、さまざまな用途に対応できることも、歯科医院にとって理想的な選択といえます。さらに、このプリンターはオープンシステムであることも強調したい。すなわち、歯科医師がすでに他社製の材料を使いこなしている場合でも、その材料を制限なく3Dプリンターに組み込むことができるのです。

口腔内スキャナーAoralscanの展示を見ましたが、IDSの歯科関係者はどのように反応したのでしょうか。
Aoralscanは、弊社がとても誇りに思っている製品です。私たちはこの技術に数年間取り組んできており、このブースで実演しているのは、研究開発と製品改良への絶え間ない投資の結果です。 この口腔内スキャナーは、ハードウェアとソフトウェア両方から見ると、多くの改良が見られます。先代も素晴らしい製品でしたが、この4日間の展示会において、世界中のユーザーから非常にポジティブなフィードバックが受けました。スキャニングのスピード、収集したデータの精度、そしてこの全く新しいデバイスでカバーできる様々なアプリケーションやオプションに関して、素晴らしいフィードバックをいただきました。

「ハード面だけでなくソフト面でも、できるだけ長い寿命を持つ製品を提供することが私たちの哲学です」

御社はグローバルネットワークを持っているようですが、歯科医院や技工所にとって、どのようなメリットがあるのでしょうか。
弊社は五大州をカバーする販売網と3つのオフィスを構えています。本社を中国・杭州に置き、米国・サンフランシスコとドイツ・シュトゥットガルトにもオフィスを構えています。 このような仕組みにおいて、技術サポートにしても販売サポートにしても、お客様は常に誰かがサポートしてくれることを確信しています。 私たちが日々行っているのは、まさに世界中の歯科医師や歯科技工士をサポートすることです。 また、幸いなことに、世界中の販売代理店の支持に頼ることができます。これはコラボレーションに関わるものであります。私たちはこのようなパートナーシップと、それがお客様にもたらすメリットにとても感謝しています。

SHINING 3Dは、大企業だけでなく、小規模な歯科医院や歯科技工所にも対応しているのでしょうか?
はい。歯科医院や技工所のあらゆるニーズにお応えすることができます。例えば、単冠修復のような非常にシンプルな修復が必要な場合、スキャン、CAD、3Dプリントのおかげで、どんなに小さな臨床現場でも直接施術することが可能となります。一方、SHINING 3Dのソリューションは、デバイスとソフトウェアの相互接続により、クリニックと技工所の間で複数のステップが必要な修復物など、あらゆるタイプの患者さんに向け最も複雑なタイプの修復物もカバーすることが可能です。

ソフトウェアに関してはもっと伺いたいと思いますが
私たちは、CADの世界的リーダーであるexocadとパートナーシップを結び、exocadのソフトウェアを直接統合しています。スキャナーもプリンターも、最も効率的な方法でexocadと直接通信しますし、市場にある他のソフトウェアプロバイダーとも統合しています。私たちが提供するのは、完全にオープンなシステムです。当社のデバイス、スキャナー、プリンターはオープンシステムであり、他のどのオープンシステムとも通信し、相互作用することができます。ハードウェアだけでなく、ソフトウェアの面でも、できるだけ長く使える製品を提供することが、私たちの哲学です。そのため、年会費や更新料が不要なソフトウェアライセンスを提供しています。

日常の診療においてこれらのデジタルツールを存分に活用するために、歯科医療従事者としては特に注意すべきところはのありますか
デジタルデンティストリーが歯科医師や歯科技工士にとって進歩や利点となるのは、それが完全なシステムに統合されている場合、つまり、治療や作業の最初から最後までデジタルツールが彼らを支援する場合に限られます。そうでなければ、テクノロジーが障害になる可能性があります。デジタルソリューションのすべてのステップを1社が提供し、その会社がデジタルワークフローのさまざまな分野(スキャン、CAD、3Dプリント)で専門知識を持っていれば、臨床医にとって最大の利点となるのです。その理由は簡単で、個々のステップに必要な学習が大幅に削減され、顧客は常に最も直接的なサポートを受けることができるからです。これこそ、SHINING 3Dが象徴するものです。統合され、完全で、常に最新であり、すべての歯科医師と歯科技工士がアクセス可能で、手頃な価格のデジタルソリューションです。