概要
歯科治療の効率に対して、患者の持ち出してくる要望にしたがい、チェアサイドの即時修復ソリューションがヒットになってくる。
このケーススタディーは、Shining3DのAoralscan口腔内スキャナーを利用した診察室での即時修復ソリューションについての説明である。この事例では、2つのオンレー修復が3時間以内に仕上げられた。 印象を取ったり、石膏模型を作ったりする必要はなく、来院当日で治療が仕上げられ、効率が大幅にあげられた。
ソリューション
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事例紹介
性別: 男性
年齢: 20歳以上
主訴: 後歯の痛み
診断: 虫歯#35&#36
治療: 虫歯の除去とオンレー修復
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ワークフロー
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1. 歯の準備
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2. 口腔内スキャン
Shining3D Aoralscanを利用して、患者の口腔内データを取得する。
3. 修復の設計
Exocadソフトウェアを利用して、修復物を設計する。
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4. CNC ミリング
CAD / CAM ファイルをCNCミリングソフトウェアに導入する。 ミリングは約20分がかかる
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5. モデル印刷
モデルデータを3DDLPソフトウェアに導入して編集する。 次に、編集されたファイルをAccuFab-D1に送信して、モデルの印刷に使用する。
6. 調整、グレージング、装着
位置、アバットメント、オクルージョンを確認する。 焼結、染色、バフ研磨の後処理の後、 印刷されたモデルにミリングされた修復物を装着してみる。
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7. ボンディングの準備
さらなるボンディングのため、フッ化水素酸で修復物を腐食する。
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8. 口腔内装着
修復物が正しく置かれること、アバットメントの適切さ、咬合がわずかに接触していることを確かめる。
リアルタイム修復が完成された。
Aoralscan チェアサイド即時修復は以下の効果が実現できる。
高効率:スキャンから修復の装着まで3時間しかかからない
Aoralscanチェアサイド即時修復ソリューションで、患者は歯医者との予約と、再診を受けたりしなくてもよい。 その代わりに、患者が治療を受けると同時に、試適することもできる。 患者にも歯医者にも、時間を節約することができる。
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Aoralscan チェアサイト即時修復は以下の効果が実現できる。
より良い体験
口腔内スキャンは、デジタル化された歯科医療の基礎である。 Aoralscanチェアサイド即時修復は、印象の取得と石膏モデルの製作に、今までの義歯製造プロセスを覆す。 歯医者、患者、技術者により良い体験を実現させる。
患者にとって、より良い治療体験。
予約時間の短縮。初診で治療が完了することもある。
口腔内画像が鮮明で、患者さんが歯の状況を把握しやすい。
口腔内スキャナーによるデータ取得が、印象より優れている。
医師にとって、より良い治療体験ができる。
予約時間が短縮され、治療効率が向上する。
鮮やかな口腔内画像は、医師と患者のコミュニケーションをより良いものにする。
クラウド上に保存された症例は、簡単に検索することができる。
技工士にとって、より良い作業環境と効率性の向上。
石膏を使用しないため、作業環境が改善される。
プロセスのデジタル化、ワークフローのアップグレード。
現代の医師と技術者の連携。
医師紹介
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Zhang Chao
Stomatological Department of Zhejiang Greentown Hospitalに所属する
専攻分野:低侵襲修復およびレジン審美修復
Hidefumi ArakiによるイタリアのFrattini と Vaniniの美学コースと修復コースに参加した。
Ivoclar Vivadent とKerrのトレーナー