歯科医:何姗丹先生,深圳人民医院
重度の歯牙摩耗と酸齲蝕は、中高年の患者によく見られ、歯の痛み、埋伏歯、咀嚼困難を引き起こすことがよくある。このような患者には、咬合再建の必要があることがよく起きる。過去には、咬合パッドと取り外し可能な部分床義歯が規定された修復物であった。その結果、患者は強い異物感覚と低い咀嚼効率を覚え、そこで発音と美学にも影響をもたらす。 現在では、固定される修復物を用いた咬合再建は、重度の歯牙摩耗を伴う患者の咀嚼機能と審美性を効果的に回復するための重要な方法となった。
ベニアは、フッ素症やテトラサイクリン歯などのさまざまな原因による歯の変色に対処できる。欠陥、歯牙摩耗、虫歯、歯隙によって引き起こされる前歯の美的問題も、ベニアで解決することができる。この修復タイプは、最小限の歯の準備とシングル修復用の低ボリュームで実現されることができるが、咬合再建を伴う完全な口腔リハビリテーションのケースにも及ぶことも可能である。
ケーススタディ:50歳の男性患者は、さまざまな程度の歯牙摩耗を示し、それによって顔の歪み、咬合高径の喪失、正方形の歯、および歯の過敏症を伴う深い象牙質の露出が呈している。さらに、複数の後部PFMクラウンが破折し、前歯がエッジトゥエッジ切歯の3分の1が摩耗され、テトラサイクリンも染色された。MRIは、制限された左関節の側頭筋の動き、咬筋の陽性触診を表示している。
患者の笑顔が戻るには、咬合再建が必要である。 症例計画には、安定した関節の位置を見つけること、診断用ワックスアップを作製すること、および2か月間口腔内に配置するテンポラリー修復物を作製することが含まれる。最終の修復物は、後部クラウンと前部ベニアになる。